豊島さんのコラム「シックハウスの原因編」

ホルムアルデヒド

ホルムアルデヒド

シックハウス症候群とは、建物が原因での「めまい」「吐き気」「頭痛」「平衡感覚の失調」「呼吸器疾患」などのいろいろな症状が表れて、住んでる人が体の不調を感じる事です。

ご存知ですか!?シックハウスの原因の1つ「ホルムアルデヒド」人工と天然の2種類が存在しています。

木材は天然素材ですが、樹木として生育の為に必要とされる、ごく少量の「ホルムアルデヒド」をはじめとする多種揮発性の物質が含まれています。この揮発性物質には森林浴で得られる鎮静作用リラクゼーション効果も含まれています。

しかし!木材加工の為に使用する接着剤・塗料には悪さをする放散量の「ホルムアルデヒド」他の揮発性物質が含まれる場合があります。また反応に対し個人差もあるので厄介なのです。

低ホルムアルデヒドの材料を使用した商品(家具など)・建材を使用しましょう。自然に揮発される物質に対して自然換気を心がけるコトも大切です!

建材の有害物質

建材の有害物質

ご存知でしたか?新しく規制される物質『クロルピリホス』数ヶ月後の初夏に新たな規制が始まるのをご存知でしょうか?

最近、トラブルが多く問題になっている建築材料!材料に含まれる有害物質「ホルムアルデヒド」&「クロルピリホス」が対象となります。聞きなれない「クロルピリホス」は、昨年に中国産冷凍ほうれん草から検出された物質です。

どのように使われるか?というと、野菜等を食べるハマキムシ類を防ぐ農薬に含まれてるのです。この「クロルピリホス」は野菜に対する農薬としてでなく、建築材料である木材にも添加されてるのです。さらに、床下の「シロアリの駆除」にも使われてます。

最近の家は気密性が高く自然換気がなされないコトが多いので塗布した後、場所・状況によってはシロアリは退治できても人間に及ぼす影響の方がコワイと思われます。法律上・家の維持の上でシロアリは駆除すべきことです。このシロアリ駆除もどのような形で行なうのかによって人間に及ぼす影響も変わってきます。よく業者と相談して決めましょう♪

結露

結露

今回こそ?アレルギー対策に有効な住まい『高気密・高断熱・計画換気住宅』の完結編となります♪前回はそれぞれの役割と良さを再度、わかっていただけたと思います。最後にあった身体に影響を及ぼすのは何でしょうか!?

これからの季節、寒くなり空気中にある水蒸気が室内の各場所で温度差などにより水滴に変化して『結露』が起きてきます。よく目にするのは『窓』に起きる結露だと思いますが、実際には目に見えない所でも発生しているのです!例えば、押入れや壁の内部や洗面所や床下や天井裏など。外気温との温度差は小さいのに、なぜ?といった場所まで!

それは、気温が低いと水蒸気が水滴に変化しやすくなりやはり『結露』が起きてしまうのです。他に換気不足によっても、水蒸気は水滴に変化して結露の原因となってしまいます。この『結露』は、壁や木材などにこもり腐敗の原因にもなりますし、それは『カビ』にもなってしまうのです!またこのカビを食べる『ダニ』も発生!この『ダニ』が身体に悪影響を与えるのは、説明をするまでもないかと思います。(アレルギーになる原因ですよね)

では、この『結露』の発生を防ぐにはどうしたらいいのでしょうか!?家全体の『湿度』と『温度』を一定に保ち空気を循環=換気することなのです!それは・・・今まで、説明しました『気密・断熱・換気』を充実させるコト!!また乾燥するこの季節の『インフルエンザウィルス』も湿度により緩和されます。

これで、身体はもちろんのコト建物にも優しく快適で長持ちできるのがわかっていただけましたよね♪では、今までのコラムを踏まえて、お住まいの家や、これから計画している家をもう一度見直してみませんか。

代表取締役 豊島 潔
代表取締役 豊島 潔